ケアグッズ

老犬の首に注意!犬用コルセット首タイプの特徴と活用ポイント

2025年5月14日

首コルセットのアイキャッチ
タフィ
タフィ

きゃんっ!!

おじいちゃん、どうした!?

おやびん
おやびん

いつものようにごはんを食べた後にお口を床にぐりぐりこすりつけていた我が家のシニア犬・タフィ。

『キャンッ!』という声とともにふらついてぐったりしていました。

どうやら首を痛めてしまったようなのです。

この記事では我が家のシニア犬タフィが首を痛めた時のコルセット使用の経験と感想をまとめました。

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【全シニア期】対象:首の状態が不安定なシニアわんこ向けの記事です。

シニア犬の首の不調

前兆はありました。

そういえば最近・・・

前兆らしき異変

  • 首を動かすときにゆっくりでぎこちない
  • ごはんの器に頭を下げるのをためらう
  • 頭を下げたまま寝ていることが増えた

など、以前とは少し違う様子がありました。

ひとたび首を強く痛めてしまうと前脚に力が入らなくなり、立てなくなったり歩く際にふらついたり、飼い主としてはとても心配な症状を目にして慌ててしまいがちです。

動物病院を受診したところ、「加齢による首まわりの筋力低下」や「軽度の頚椎のトラブル」が疑われるとのこと。
一時的な痛み止めと並行して日常生活をサポートするために「犬用コルセット(首タイプ)」を使うように指示されました。

おやびん
おやびん

犬にコルセット???

当初は、犬にコルセットなんて…と半信半疑でしたが、実際に使ってみると驚くほど日常の動作が楽そうになり「なるほど!」と思える効果を感じることができました。

この記事では、犬用首コルセットの特徴や選び方、使ってみて感じたメリット・デメリット、さらには高齢犬にとってのケアやトレーニングのポイントも、実体験をもとにわかりやすく紹介していきます。

犬用コルセット(首タイプ)とは?

犬用首コルセットと聞いてもピンとこない方も多いかもしれませんが、人間と同じで犬の首まわりを優しく固定・保護してあげるためのサポート器具です。わんこ用があるなんて知りませんでしたね!

特にシニア犬になると、以下のような症状に悩まされることがあります。

  • 頚椎(けいつい)の変形や神経への圧迫
  • 首の筋肉や靭帯の衰えによる不安定感
  • 椎間板ヘルニアの初期症状
  • 首をかばって他の部位に負担がかかる動き方

こうした症状を和らげ、日常生活の動きやすさをサポートするのが「首タイプのコルセット」です。

首用コルセットの主な特徴

  • 軽量で柔らかい素材を使っている(犬に負担が少ない)
  • マジックテープ式で装着しやすいものが多く、毎日のケアにも便利(サイズの微調整が可能)
  • 一部製品は通気性が良く、長時間装着でも蒸れにくい
  • 小型犬〜大型犬まで対応サイズが豊富

市販品もありますが、やはり動物病院で相談のうえ選ぶのが安心です。

私自身、はじめてコルセットを手にしたときは「装着を嫌がるのでは?」と不安でしたが、意外にもすんなり受け入れてくれました。おそらく、本人(本犬)なりに「楽になる」と感じてくれたのかもしれません。

実際に使って感じたコルセットの特徴

私が使ったのは、ソフトタイプでマジックテープで調整できるもの。首をしっかり支えてくれる安心感があり、軽量のせいか装着しても嫌がる素振りは見せませんでした。首が痛くてそれどころではなかったのかもしれませんが・・。

最初は歩いたりソファーに飛び乗ったりする際に違和感があった様子ですが(当たり前)すぐに慣れてくれました。犬の適応能力って本当にすごい!

コルセットを装着したての犬
なんでこんなものを・・・
コルセットをしている嬉しそうな犬
ちょっと得意げに?

老犬に首コルセットを使うときの注意点

まず獣医師の診断と指示を仰ぐことが大前提です。頸椎疾患や首のぐらつきの補助を目的とする場合でも、自己判断での使用は症状を悪化させるリスクがあります。その犬の状態によってコルセットが必要かどうか、適切なアドバイスをいただけるでしょう。

実際に使用する際の注意点

  1. 締め付けが強すぎると、呼吸や食事に支障をきたすことがあるため、適度な余裕を持たせた装着を心がけましょう。
  2. 装着中は、呼吸の変化、食欲低下、皮膚の赤みなどの異常がないか観察を続けることが必要です。
  3. 着脱時には老犬に負担やストレスをかけないよう、優しく声をかけながらゆっくりと行い、嫌がる様子がある場合は無理をさせず様子を見ながら徐々に慣らしていくようにしましょう。
  4. コルセットの長期間使用は首周囲の筋力低下につながるおそれがあるため獣医師の指導を守りましょう。

コルセットは、正しく使えば痛みの軽減や姿勢の安定に役立つサポート用具です。上手に利用してシニア犬の首をケアしてあげましょう。

老犬の首のケア方法と日常での工夫

年をとった犬の首は、人間と同じように筋肉や関節が弱くなりがちです。コルセットは大きな助けになりますが、それだけでは不十分な場合も。そこで私が日々行っているケア方法をご紹介します。

温めるケアで血流を促進

寒い日や首がこわばっていると感じた日は、ぬるめのお湯で湿らせたタオルを首元に数分当てる「温タオルケア」をしています。
うちの子はこれが気持ち良いようで、目を細めてじっとしています。温めることで血行が良くなり、筋肉の緊張もほぐれるようです。ついでに身体の汚れも拭いてあげましょう。

人間用の『あずきで血行を良くする商品』を利用する方法もあります。
レンジで温めたら、まずは自分が使います。時間が経って丁度良い程度にぬるくなったものをわんこの首にあててあげると、気持ちよさそうにしてそのまま眠ってしまいます。※熱すぎないように注意してください。

首まわりのマッサージ

1日1回、スキンシップを兼ねて首の付け根から肩のあたりを優しくマッサージしています。
強く押さず撫でるようにするのがポイントです。
マッサージの際には、皮膚に異常がないかも一緒にチェックできます。

寝床環境の見直し

首に負担をかけないためには、寝るときの姿勢も重要です。
我が家では柔らかすぎない低反発クッションを使用していますが、丸めたタオルなどに頭やあごをのせて首を支える姿勢が楽なようです。

コルセットと併用した簡単トレーニングのすすめ

コルセットをつけることで首の動きが安定し、痛みも抑えられるようになりますが、長期間つけっぱなしにしていると筋肉が衰えてしまう可能性もあります。そこで、痛めてすぐの安静期がすぎたら、負担にならない範囲でできる簡単な“リハビリトレーニング”を取り入れていきましょう。トレーニングといっても難しいものではなくて遊びの延長です。

おやつを使った首の左右運動

食欲のある子なら、おやつを左右にゆっくり動かして、それを追わせるようにします。首を無理なく左右に動かす練習になります。
うちでは1日数回、おやつで楽しみながら行っています。

ゆっくり歩行サポート

首や前足の動きが不安定なときは、ハーネスをつけて支えながらそっと歩く練習をします。フローリングは滑りやすいので、滑り止めマットの上で行うと安心です。
首を保護しながら、筋力の維持にもなります。

首を伸ばすストレッチ

これは首から背中のマッサージをしてあげることによってわんこがリラックスして身体の力を抜き全身を伸ばすことでストレッチにつなげています。決して無理に引っ張ったりせず、自然な動きの中で行うのがコツです。

どれも1日5分程度でできる内容です。少しずつでも動かすことで老化による筋力低下や可動域の狭まりを防ぐ効果が期待できます。

まとめ:わんこの快適なシニアライフのために

高齢になるとどうしても体の不調が増えてきますが、少しの工夫で日常が楽になります。
首のコルセットは、そんな“支え”のひとつ。うちの子もそういえば・・・そう思う方は一度かかりつけの獣医師に相談してみてはいかがでしょうか?

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