わしキャンプでリフレッシュ♪
おじいちゃんとキャンプは楽しかったけど色々大変~
自然の中で過ごすキャンプは、わんことの絆を深める最高の体験。でもシニア犬に限らず犬にとっては環境の変化がストレスになることも。そこで今回は、シニア犬でもキャンプで快適に過ごせる工夫や便利グッズをまとめてご紹介します。
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【全シニア期】対象:シニア犬と一緒にキャンプへ行ってリフレッシュしたいと思うすべての方へ向けた記事です。
シニア犬とのキャンプで気をつけたいこと
老犬を連れてキャンプに行く際の注意点は、「楽しませる」よりも「負担をかけない」ことを最優先に考えるのが、動物介護士的な視点からの基本姿勢です。高齢犬は体力や感覚機能が低下しており、環境の変化がストレスや体調悪化の引き金になることがあります。そのため、キャンプは「非日常」である一方で、「いかに日常の延長として感じさせるか」がカギになります。
1. 移動は短距離・短時間で計画を立てる
老犬にとって、長時間の移動は関節や心肺への負担になります。車酔いしやすい子もいるため、2〜3時間以内のドライブが理想的。途中で休憩を挟み、水分補給や軽い歩行も忘れずに。

2. キャンプ場の環境を事前にチェックする
老犬に適したキャンプ場は、静かで整備された場所。騒音や混雑、舗装されていないごつごつした地面は足腰への負担になります。段差の少ないバリアフリーサイト、ペット専用エリアがある場所がおすすめです。
テントサイトを予約する際は出来るだけ日陰のエリアを作れるように場所を決められると良いですね。
3. 持ち物は老犬用にアレンジする
以下の持ち物は、通常のキャンプ用品に加えて老犬の体調管理に必須です。
- 薬やサプリ(普段飲んでいるもの)
- 食べ慣れたごはんと水(急な変更は消化不良の原因に)
- 防寒・防暑アイテム(冷感マット、ブランケット)
- 滑り止めマット(テント内で滑らない工夫)
- オムツやトイレシート(排泄トラブル対策)
4. 気温と湿度の変化に敏感になる
高齢犬は体温調整が苦手です。日中の暑さ、朝晩の冷え込みの両方に備えて、温度調整できる服や保冷・保温グッズを用意しましょう。
また、蚊や虫の多い場所では感染症予防(フィラリア、ノミ・ダニ)の対策も必要です。

5. 無理なアクティビティは避け、休憩優先に
山登りや長時間の散策は避け、短時間の芝生散歩や日陰での休息が中心になります。老犬のペースに合わせて、何もしない時間も大切にしてください。
6. 夜間の体調変化に備える
老犬は夜間に不安が強くなることがあります。夜鳴き、徘徊、嘔吐や下痢などのトラブルに備えて、懐中電灯・タオル・消臭用品を準備しておきましょう。

7. 緊急時に備えて、動物病院の情報を事前チェック
キャンプ先から近い動物病院の住所・電話番号・診療時間を事前に調べておき、すぐ連絡できるようにしておくことが非常に重要です。
高齢犬は急な下痢・嘔吐・発熱を起こしやすく緊急事態も想定して行動しましょう。
シニア犬におすすめのキャンプグッズ7選
準備万端にしたつもりでも実際にキャンプに行くと「こんなのがあったらよかったなぁ」と思うことが多々ありました。
アウトドア用ドッグコット
関節が弱くなったシニア犬には地面の硬さが負担に。ふかふかベッドがあるだけでリラックス度が違います。山間部でキャンプすると朝の冷え込みが強く、地面からの冷えや朝露で濡れるのを防ぐのに便利です。
折りたたみ大型 ペットカート
起伏の多いキャンプ場でもスイスイ移動。散歩が難しくなった老犬にもおすすめのペットカート。自力歩行が難しくても外の空気は吸いたいものです。キャンプ地の澄んだ空気をわんこにも満喫させてあげましょう。
ペットサークル ドッグハウス
慣れない環境では「自分だけの落ち着ける空間」があると安心します。食事の用意やテント設営中などわんこから目を離さなければいけない時間が必ずあります。お家でも使える広いドッグハウスを持っていけばわんこも落ち着いて待っていられますね。軽量で持ち運びも◎
無添加で安心!ペット用虫除けスプレー
虫よけ特有のにおいやハーブの独特なにおいもなし!嗅覚が鋭いわんこのストレスを軽減するため、においがしない虫よけスプレーはマストアイテムです。
ワンタッチで給水できるポータブル水筒
脱水を防ぐにはこまめな水分補給がカギ。お散歩にも使える人気アイテム。わんこ用の小さな食器などはキャンプ場では行方不明になりがち。携帯ボトルと一体になっていれば使い勝手が良いですね。
軽量ペット用寝袋
うちのわんこは人間用のシュラフに入り込んできて丸くなっていました。おかげで私は寝返りも打てず体がバキバキに・・・。気温が下がる山間部や秋キャンプでは、わんこ専用シュラフがあれば防寒対策もばっちり。洗濯できる点も◎
【まとめ】老犬キャンプは“非日常の中の日常”を大切に
老犬とのキャンプは、「一緒に楽しむ」というより「普段どおり安心して過ごせる場を自然の中に持ち出す」ことが大切です。
年齢を重ねた犬との外出は、かけがえのない思い出になります。
しっかりと準備し、無理のないスケジュールで、心穏やかな時間を過ごしてください。
