健康・生活

動物・老犬介護士資格の種類と選び方!JADP・JCSAって?

2025年5月16日

老犬介護士の選び方
おやびん
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おやびんやる気満々

タフィ
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高齢化が進む現代において、犬たちも長寿命化が進んでいます。それに伴い注目されているのが「動物介護士」や「老犬介護士」という専門職です。愛犬の介護に不安を感じている飼い主や動物関連の仕事に就きたい方にとって、動物(老犬)介護士の資格取得は大きなステップとなります。

この記事では、動物の介護士とはどのような仕事か、どんな資格があるのか、どの講座がおすすめなのかを解説します。JADPやJCSAなど主要協会の違いも比較しながら、あなたに合った学び方が見つかるようサポートします。

この記事がおすすめな人

動物の介護に関心のある人:身近に介護の必要のあるペットがいたり、動物関連の仕事に就きたいなど動物介護に関心を持つすべての方向けの記事です。

動物(老犬)介護士資格の基本情報

動物介護士とは

動物介護士の資格は、動物の健康管理やケアをサポートする専門知識と技術を身につけるための民間資格です。主にペット(犬・猫など)を対象にしており、老犬・老猫の介護に関する専門知識を証明するものです。動物病院やペットサロン、介護施設、ペットシッター業などで活躍できます。シニア期の動物の基礎知識、介護方法、病気の理解などを学びます。

老犬介護士とは

動物介護士は犬猫など広く動物のケアを行うのに対し、老犬介護士は高齢犬に特化した知識と技術を必要とする民間資格で、高齢犬の身体的・精神的ケアを行う専門職です。歩行が困難になったり、認知症が進行している犬に対し、介助やリハビリ、精神的なサポートを行います。また、飼い主へのアドバイスや生活環境の改善提案も行うことがあります。観察力、共感力、基本的な動物看護の知識、リハビリや食事管理の技術が求められます。

動物介護士・老犬介護士になるための流れと方法

動物介護士・老犬介護士になるには、まず通信講座などで学び、認定試験に合格することが基本です。講座では基礎知識から実践的なケア方法までを学べ、修了後に資格認定団体からの資格取得が可能です。
JADP(日本能力開発推進協会)やJCSA(日本キャリア教育技能検定協会)などの認定資格があります。
JADPは動物介護士、JCSAは老犬介護士の資格が取得できます。

眼鏡をかけて熱心に聞く犬

民間資格だが専門性は高い

動物の介護士資格はすべて民間資格ですが、民間資格であっても専門性が高く、現場での実務に十分役立ちます。
国家資格である動物看護師とは異なり、取得のハードルが低いため、ペット業界未経験者や主婦・シニア層にも人気です。

講座によっては、動物看護学や介護リハビリ、心理カウンセリングなど幅広い知識を学べるものもあり、自分が学びたいことの専門性の深さで選ぶのがポイントです。

動物介護士・老犬介護士資格の種類と特徴を比較

主な動物・老犬介護士資格の種類一覧

老犬介護に関する資格は、いくつかの団体が認定している民間資格が中心です。代表的な資格には以下のようなものがあります。

それぞれ講座内容や認定条件、カリキュラムに違いがあるため、自分の目的に合った資格を選ぶことが大切です。

JADP・JCSAなど主要協会それぞれの特徴と違い

資格名認定団体特徴難易度取得期間受験方法
JADP認定動物介護士日本能力開発推進協会老犬・老猫の介護に関する基礎知識を学ぶ比較的易しい約4ヶ月在宅受験
JCSA認定老犬介護士日本キャリア教育技能検定協会老犬介護に特化した資格比較的易しい約5ヶ月在宅受験
動物介護士日本ペット技能検定協会動物看護やペット社会学を学ぶ比較的易しい約4ヶ月通信講座受講後試験
ペット介護インストラクター日本インストラクター技術協会介護方法を学び指導できる資格比較的易しい約6ヶ月(最短2ヶ月)在宅受験

JADP(日本能力開発推進協会)は各種専門資格を認定する民間団体です。心理学、介護、ペットケアなど幅広い分野の資格を提供しており、通信教育の資格として広く知られ認知度が高いのが特徴です。特に動物介護士資格はシニアペットのケアに関心がある方に人気です。添削や質問サポートが充実しており、初心者にも取り組みやすい構成となっています。

JCSA(一般社団法人日本キャリア教育技能検定協会)は各種民間資格の認定・検定を行う団体です。動物介護士などの職業技能に関する講座や検定を提供し、実践的なスキルの習得とキャリアアップを支援しています。特にペット業界向けの資格が豊富で、通信講座で学べるのが特徴です。実務的なスキル習得に力を入れており、資格取得後の現場活用を意識した内容で研修や現場見学がついている講座もあります。

日本ペット技能検定協会(JPLA)はペット関連の技能検定を行う団体で、ペット共生文化の担い手育成を目的としています。1996年に設立され、動物介護士のほか家庭犬トレーナー、ペット防災管理士などペット業界の専門資格を提供しています。

日本インストラクター技術協会(JIA)は各種専門技術のインストラクター資格を認定する民間団体です。特定のスキルを持つ人が、指導者として活躍できるよう資格を提供しています。

どちらのの団体も広く知られており就職や開業に活かせる信頼性のある民間団体です。

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動物(老犬)介護士資格講座の選び方

動物(老犬)介護士資格講座を選ぶ際の基準は、目的・学習内容・取得方法・費用・活用範囲の5つが重要です。

  1. 目的:老犬介護に特化したいか、幅広い動物介護を学びたいかを明確にする
  2. 学習内容:介護技術、健康管理、リハビリ、食事管理など、必要な知識が含まれているか確認
  3. 取得方法:通信講座か通学か、試験の形式(在宅試験・会場試験)をチェック
  4. 費用:講座費用+受験料の総額を比較し、予算に合うか検討
  5. 活用範囲:資格取得後の活躍の場(老犬ホーム、ペットホテル、動物病院など)を考慮

また講師への質問対応、添削指導、実技指導(映像やオプション研修)などのサポート体制が整っているか等も考慮して講座を選ぶと、安心して学習が進められます。

費用・受講料の目安

各講座の費用は講座の種類・形態によってまちまちです。各講座の内容をご自身でしっかりと吟味して自分に合ったものを選ぶと良いでしょう。

資格名主な通信講座URL受講料(税込)
JADP認定動物介護士・動物介護ホーム施設責任者資格のキャリカレ約109,800円
JCSA認定老犬介護士日本ケンネルカレッジ約93,500円(マスターライセンス)
動物介護士(日本ペット技能検定協会)ヒューマンアカデミー約121,000円
ペット介護インストラクターSARAschool約59,800円(基本講座)

※受講料は講座の種類やキャンペーンによって変動する場合がありますので、詳細・最新情報は公式サイトで確認してください。

無料体験や資料請求が可能な講座も多いため、申し込み前にテキストの内容や映像の雰囲気を確認することが大切です。サポート期間、試験の難易度、再受験制度なども忘れずにチェックしましょう。

了解する犬

講座受講の流れとサポート体制

受講申込から修了・合格までのスケジュール

各講座の受講から資格取得までは、一般的に以下のような流れになります。

  1. 講座申込:公式サイトや資料請求ページから申込手続き。
  2. 教材到着:テキスト・映像講義・添削課題などが自宅に届く。
  3. 学習開始:テキスト学習や課題提出、映像視聴を進める。
  4. 最終課題・修了試験の提出:全課題を終えると受験可能に。
  5. 合格・認定証の受け取り:合格者には資格認定証やディプロマが送付される。

早い方で2〜3ヶ月、標準的に4〜6ヶ月程度で資格取得が可能です。自分のペースで学べるのが大きなメリットです。

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動物(老犬)介護士が活躍できる施設と現場

動物(老犬)介護士が活躍する現場と役割

動物(老犬)介護士はさまざまな施設で活躍できます。代表的な勤務先は以下の通りです。

  • 老犬ホーム:高齢犬の介護や生活支援を専門に行う施設。排泄補助、食事介助、メンタルケアなどを担当。
  • 動物病院:獣医師と連携し、入院中や老犬の長期ケアのサポートを実施。医療補助的な役割を果たすことも。
  • グルーミング施設:シャンプー・カット時の身体的負担を軽減する介助が求められる。老犬対応の丁寧な施術が必要。

その他、ペットホテル、トリミングサロン、訪問介護サービスなどでも介護士のニーズが高まっています。
またご自身で施設を開業するための責任者資格を取得して自分で開業する道もあります。

プロとして活動する動物(老犬)介護士は、ただ介護をするだけでなく、飼い主に対して生活環境のアドバイスや健康状態の観察報告を行うなど、コンサルティング的な役割も担います。

また、リハビリマッサージや歩行補助など専門技術を活かし、ペットのQOL(生活の質)向上に貢献します。老犬特有の病気や症状に対しても的確に対応する力が求められます。

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専用施設・老犬ホーム求人の現状

ペットの健康寿命が延びたことで高齢犬の増加に伴い、老犬ホームやペット介護施設の数も年々増加しています。特に都市部を中心に、以下のような求人ニーズが高まっています。

  • 老犬介護スタッフ(介護補助・送迎・記録業務)
  • 動物看護助手と介護士の兼任職
  • 訪問型ペットケアサービスの登録スタッフ

中には資格取得支援を行っている施設もあり、働きながらスキルアップを目指せる環境も整いつつあります。今後も需要が見込まれる職種です。

ホリスティックケアとは?専門性と最新トピック

ホリスティックケアカウンセラー資格との比較と違い

介護士の資格とあわせて注目されているのが、「ホリスティックケアカウンセラー」資格です。違いは以下の通りです。

資格名主な内容対象
動物(老犬)介護士高齢犬の介護・生活補助・リハビリ・心のケアなど老犬・介護を必要とする犬
ホリスティックケアカウンセラー自然療法・栄養学・心身バランスの整え方犬全般(若齢~老犬)

両者を組み合わせることで、身体のケア+内面や食事からのサポートという包括的な知識を得られ、より専門性の高いケアが可能になります。また近年ではアロマ・マッサージ・温熱療法(自然な方法で心と体をケアする技術)などにも注目が集まっています。

ペットケア業界は年々進化しており、介護士の知識もアップデートが必要です。定期的な学び直しや最新情報のチェックを習慣にしましょう。

納得する犬

よくある疑問・不安の解消Q&A

独学はOK?合格までの必要日数は?

動物(老犬)介護士の資格は基本的に民間資格のため、独学でも学べる内容はありますが、資格取得を目指すなら通信講座の受講が推奨されます。理由は以下の通りです。

  • 最新のカリキュラムや試験傾向に対応している
  • 添削や質問サポートがあるため理解が深まる
  • 資格認定には講座修了が条件になっている場合が多い

学習期間の目安は1日30分〜1時間の学習で3ヶ月〜6ヶ月ほどです。自分のペースで無理なく取り組めるスケジュール設計になっているのも特徴です。

未経験者・女性・シニアでも大丈夫?

動物(老犬)介護士資格は、特別な前提知識や経験がなくても始められるため、以下のような方に特に人気があります。

  • 愛犬の介護経験をきっかけに学びたい方
  • 動物好きで仕事に関わってみたい主婦・女性
  • 第二の人生や定年後にペット業界に関わりたいシニア層

資格講座も初心者向けに構成されており、わかりやすいテキスト・動画解説・丁寧な添削など、年齢や学歴を問わず学べる体制が整っています。

続けられるか心配・・・?

各講座には受講生の学びを促すための様々な工夫が用意されています。また受講内容だけではなく受講中の不安にもサポートしてくれるかどうか、口コミなどを調べてみると良いでしょう。安心して学び続けられる環境はモチベーションにもつながる大事な要素です。十分納得したうえで学習を始めましょう。

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まとめ

動物(老犬)介護士資格は、単なる知識取得だけでなく、愛犬の老後をより快適にサポートし、必要なケアを的確に行う力を身につけることができます。

また、介護のプロとしてのスキルを身につければ、老犬ホームや動物関連施設への就職・転職、副業・開業といった道も開けます。

この記事でご紹介した資格の種類や選び方、学習方法などを参考に、ぜひ自分に合った講座を見つけてみてください。

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