
老犬の食欲減衰と下痢
人間もそうですが、犬もシニアになると胃腸の機能が低下して消化能力が衰えていきます。
ただでさえ食べないのに、そのうちおなかまで緩くなるとどうなるか?・・・どんどん体重が減ってあっという間に体力を奪われてしまいます。筋肉が落ちてしまって足もおしりも細く小さくなり、歩行に不安を感じるようにもなります。老犬の下痢は命の危機を感じる事態に発展しかねません。
また下痢は日中だけではなくて夜中まで続きます。何度も起こされてトイレシートを片付けては新しいのをどんどん広げて・・飼い主の気力も体力も限界まで追い込まれます。
ウイルス、細菌、食物アレルギー、・・・様々な検査をしてもらいましたが老犬の場合、原因となるものは見つからないことが多いようです。特に重大な原因が無いのであれば、あまり深く考えすぎない方が良いかもしれません。とにかく食べられるものを見つけて食べさせる!生きるために頑張ってなんとか食べてもらう!下痢と気長に付き合い少しでも体力が回復してくるのを待つ、それしかありません。
そんなこんなで半年ほど整腸剤を飲ませながら色々な食事を試していたら、ようやくある日、トイレシートに立派な○○○を発見したのです!その時の喜びといったら、本当にお祭り騒ぎのようでした。
「みてみて~~~!!立派な○○○だよ!ほらほら!」
「何?どれどれ・・本当だ!良かったな!!うん、色も良い」
「ちゃんとつかめるよ!(ティッシュで)」
「おお~~・・(感動)」
「えらいじょ~えらいじょ~」
犬「・・・・・。」
老犬との生活は根気と覚悟が必要ですが、こんなことでも私たちを一喜一憂させてくれるなんて・・・本当にありがたい存在ですね!