犬の年齢を人間に換算すると？サイズ別の目安表とシニア初期のサイン

愛犬が年を重ねるたび、「人間だったら今何歳くらいかな？」と気になることはありませんか？
犬の年齢は、人間と比べて成長も老化も速いため、年齢に応じたケアを意識することがとても大切です。

この記事では、小型・中型犬と大型犬をひとつの表にまとめた人間年齢換算表を紹介し、シニア期に見られる変化のサインや注意点についても詳しく解説します。

タフィ

また『可愛い』って言われちゃった♡

（こう見えて実はおじいちゃん・・・）

おやびん

犬の年齢換算は体の大きさで変わる

「犬の1年＝人間の7年」といった単純な計算は、今では古い考えとされています。
実際には犬の成長スピードは最初の1〜2年が特に速く、その後は犬種やサイズによって老化の速度が変わってきます。

• 小型犬・中型犬は比較的ゆっくりと老化します。
• 大型犬は早くから老化が始まる傾向があり、寿命もやや短めです。

【一覧表】犬の年齢を人間に換算（サイズ別・20歳まで）

以下は、犬の実年齢ごとに、人間で換算した年齢の目安をまとめた表です。
小型犬・中型犬、大型犬を1つの表にまとめてあるため、体格別の違いが一目でわかります。
シニア期に入る目安の年齢には★マークを付けています。

実際には犬種や大きさによっても差が出ます。上記表は一つの目安です。

小・中型犬は成長が早く、１歳ごろには身体が、２歳頃には心が成犬になります。シニアのサインが目立ち始めるのは10歳を過ぎた頃でしょう。対して大型犬は骨格の成熟に時間がかかるため、２歳頃に身体と心が揃って成犬になります。成長のスピードは緩やかですが、老化のサインは早くから出始め、７歳を過ぎた頃から衰えを感じ始めるでしょう。いずれも個体差がありますので、飼い主の日々の観察でサインを見逃さないようにしてあげましょう。

シニア期に見られる主なサイン

犬も年齢とともに、体や心にさまざまな変化が現れます。以下のようなサインが見られたら、シニア期に差しかかっているサインかもしれません。

• 散歩のスピードが落ちる、すぐに疲れる
• 呼びかけに対する反応が鈍くなる
• 食欲にムラが出る、食べる量が減る
• 昼間に寝ている時間が増える
• 毛ヅヤが悪くなる、抜け毛が増える
• トイレの失敗が増える
• 性格に変化が見られる（不安、無気力など）

これらのサインが見られたら、食事・運動・住環境などを見直すタイミングです。

わんこの老化は加齢と病気の二つの要因があります。加齢による心身の老いは生活習慣の工夫で緩やかにすることが可能です。また病気が原因の場合は早期発見して適切な治療を受けることで改善する場合があります。
わんこの老化のサインを見つけたら、消化にやさしいご飯に移行したり、健康診断を受けてみたり等、愛犬の老いを受け入れる準備を少しずつ始めると良いでしょう。

まとめ：年齢を知ることがケアの第一歩

犬の年齢を人間に換算することで、愛犬の今のライフステージをより正確に把握できます。
とくにシニア期に差しかかると、ちょっとした変化にも気づいてあげることがとても大切です。

年齢に合った生活環境や食事を整え、愛犬がいつまでも穏やかに過ごせるよう、サポートしていきましょう。