はっ！おじいちゃんがごはんを食べてない・・・
・・・食欲ないの、わし
年齢を重ねた愛犬が突然ご飯を食べなくなると、「もしかして病気？」と心配になりますよね。
特に季節の変わり目は、シニア犬にとって体調を崩しやすい時期でもあります。
我が家のわんこもこの冬、食欲が激減して何度も病院に行きました。
この記事では、「季節によって変化するシニア犬の食欲」に注目し、春・夏・冬それぞれの原因と対処法をご紹介します。
※秋は食欲が増すといわれている季節ですので今回は外します。
この記事がおすすめのわんこ
【全シニア期】対象：体温調節や代謝機能が衰えてくるシニアわんこ向けの記事です。
なぜ季節によって食欲が変わるの？
シニア犬の体は、若い頃に比べて気温や湿度の変化に敏感です。季節の変わり目は気温差が激しかったりして体温調節や代謝機能が衰えてくるシニアわんこにはストレスとなるため、ちょっとした環境の変化が食欲に影響を与えることがあるのです。
春：寒暖差と自律神経の乱れが原因かも
春は暖かい日と寒い日が交互に訪れ、気温の変化が激しい時期です。
この寒暖差は、シニア犬の自律神経のバランスを崩し、胃腸の働きを鈍らせる原因になります。
そういえば私も春は自律神経が不安定かも
おやびんも無理するなよ
我が家では散歩がとても効果的でした。（わんこの体調にもよりますが）少しずつでも外の空気を感じさせると体調が良くなるのか食が進む感じです。
夏：暑さと脱水による食欲不振
夏は高温多湿な環境が続き、食欲が低下しやすくなる季節です。
シニア犬は暑さに弱く、特に脱水や熱中症による体力低下でご飯を拒否することがあります。
日本の夏は暑すぎる
ほんと、それ
最近の日本の夏は朝夕も決して涼しくなくて熱帯夜がひと月以上続くのも珍しくありません。夏はシニア犬にとっては散歩も無理させないほうが無難かもしれません。おうちの中で体を動かす工夫も必要かもしれませんね。
冬：寒さによる代謝低下と運動不足
冬は代謝が落ち、活動量が減るため、シニア犬にとっては【あまりお腹が空かない季節】でもあります。
また、冷たいフードは口にしにくいため、温度が原因で拒否することもあります。
レンチン好き♪
おやつを温めるのも効果的♪
シニア犬の飼い主は冬の食事に頭を悩まされます。大事なことは食欲が落ちるのが当たり前だと認識して無理せず食べられるものを食べさせるというくらいの心構えが大切です。
こんなときは動物病院へ
食欲がない日が2日以上続くまたは以下のような症状がある場合は、すぐに動物病院を受診しましょう。
- 嘔吐や下痢をしている
- ぐったりして動かない
- 水も飲まない
- 急激に体重が減ってきた
食欲を取り戻すために飼い主ができること
- フードを変える前に、一度与え方や環境の見直しを。
- 香りが強めのフードを試してみる（例：チキンや魚系）。
- 食器の高さを調整することで食べやすくなることも。
どうしても困った時には・・・
これは我が家の例ですが固形フードをほとんど食べられなくなって下痢も続きどんどん体重が減っていく時期がありました。
病院へ行って様々な検査をしても数値に異変は無く整腸剤を飲み続ける毎日。
獣医師曰く「高齢と季節的なもの」。食べられるものを頑張って食べさせるように、と。
そんな時に頼ったのが ワンちゅ~る 犬用 総合栄養食とゆでささみです。
ワンちゅ～るはペロリペロリと少しずつ舐めてくれました。
ささみは茹でて細かく裂いて少しずつ与えていました。
おかげさまで今では固形フードも少量ですが食べるようになるまで回復しました。
それ以来我が家ではこのワンちゅ～る総合栄養食を家に常備しています。
おなかがゆるいのはしょうがないけど食べられないと弱っていく一方です。
なので普段固形フードを主食にしているわんこにはちゅ～る総合栄養食のようなピューレタイプは効果があるかもしれません。
まとめ
シニア犬の食欲不振は、季節的な要因で一時的に起こることが多いですが、放置すると体力低下につながります。
わしも大変だったぞ
おじいちゃん頑張ったね
季節に応じた工夫と日々の観察がなにより大切です。
「食べない＝すぐに病気」ではありません。まずは環境や与え方などを見直してみましょう。
ただし、シニア犬は一度体調を崩すと回復にも時間がかかります。気になること・心配なことがあれば、すぐに獣医さんに相談してくださいね。
この記事が、わんことの穏やかな毎日のサポートになれば嬉しいです。
